第15号


今日はいい天気だね、ワトソン君


 

・・・さて、最近、「展覧会の絵」が発売されたので、早速やってみよう・・・と思っていたらこんなに経っていました(汗)。

しかも、「展覧会」やらなやらな・・・と思っていたら何故か別のゲームブックやっていたり・・・というわけで、今回は「シャーロックホームズ ディオゲネス・クラブ殺人事件(ジェラルド・リーンツ/1988年/ホビージャパン)」なぞを。

 

シャーロックホームズといえば、泣く子も黙るA.C.ドイルの名探偵で、このゲームブックはそのシリーズのパスティーシュ(「贋作」の意味。ちなみに、パシティエはフランス語で菓子職人)に入ると思われます・・・てかこれ、いろんな意味でたまげたゲームブックでしたわ。

 

まず、パラグラフ構成。普通、1番から始まって連番が続くタイプなのだが、このゲームブックでは開始番号がなんと101!これは一話完結形式なので(開始番号が1じゃないゲームブックに「ウルフヘッドの逆襲(林友彦・東京創元社)」の501スタートがあるけど、これは、前作「ウルフヘッドの誕生(こっちは1から500)」の続きになっているため)、別に101を開始にする意味はないと思うのに・・・。さらに最終パラグラフが999!更に更に999の一つ前が673!!

 

たまげた。

 

1から100までと674から998まではどこいったんや〜・・・じゃなくて、はっきり言って意味があるかどうかわからんのです・・・。このゲームブックには少なくともパラグラフ番号を自分で探して見つける部分は見つからなかったので、別段3桁に固執することはないんじゃ・・・。あと、「999へ行け」という選択は見つかりませんでしたがなんであるんでしょうねぇ?

 

更に、この「ディオゲネス」では二つの事件の解決を行うワケなんですが、この事件、ホームズはほとんどチョイ役です。

 

たまげた。

 

これって、ホームズになって事件を解決するゲームブックかと思いきや、ホームズに代わって事件を解決するゲームブックだったんですから。こっちの早合点でしたわ(笑)。とはいえ、内容としては本格的なもので、数々の証言や証拠が出てくるけれどもそれらは全て重要ではなくて、必要なものを取捨選択しないといけないわけで。失敗するとホームズに怒られてしまいます。

 

もっとも面白かったのは2つ目の事件(敢えて内容は言いません・・・)。このとき、サイコロの目がいいのが出まくって、非常に好調に進んだのですが・・・。結局詳細が煮え切らぬままに終了。

 

たまげた。

 

意外な落とし穴があってびっくり。サイコロの目がいいばかりでは、余りにも天才的な(しかも、課程が思いっきり飛ばされた(笑))解決になってしまい、あんまり面白くないという教訓を与えて頂きましたとも。ええ(これってネタバレかなぁ・・・)。

 

このゲームブックは、ビクトリア朝時代のロンドン近辺を上手に再現していますので、シャーロックホームズファンの方には是非とも手にとって欲しい本です(古本屋で見つかればのはなしですが・・・)。でもやっぱり「ホームズになりたかった・・・」と思う人が多いのかな?

[2002.8.16]

 


次号予告・未定です(爆)!