Gamebook a Go! Go! バックナンバー2号


毒家守四太夫現る!

「おい! ババア!」
なんじゃ! 館長にしてはやけにしゃがれてるのう。
「オレは館長じゃない! あんなデブのカイショなしと一緒にするな!」
ポカッ! 「いてっ! 何すん・・・わっ! 館長!」
「余計なお世話じゃ! 四太夫! さっさとあのババァ片づけろ!」
「やいババア、覚悟しとけよ!」
さあ、ゲームブックババァの運命やいかに?

 ふおっふおっ、あんなヤローなんか親指でクリックリックリッポイッじゃ。わっはっは。その前に、ゲームブックの話でも。なんせ久しぶりの更新じゃからな。わしも緊張しとるぞよ。えーと、何の話しようかな。
 やっぱりソーサリーかの? ソーサリーとは、ゲームブックの中の最大長編で、話の順番で「魔法使いの丘」「城砦都市カーレ」「七匹の大蛇」「王たちの冠」の4つの話に分けられておる。それぞれ単独で読んでもええし、「魔法使いの丘」から続けて読んでもおもしろいじゃ。ま、ババァの望みから言えば続けて読んだ方がええんじゃ。「魔法使いの丘」に出てきた事柄が「王たちの冠」の伏線になっていることもあるんじゃから。
 このシリーズのタイトルにもあるように、このゲームブックの基本は魔法じゃ。一応、初心者用に戦士という職業があるんじゃが、魔法使いでやった方がよりおもしろいんじゃよ。しかも、旅の途中、呪文の書を一度も読まずにな。もっとややこしいことに、呪文が48種類もあるんじゃ。必要なのはこれよりもかなり少なくなるんじゃが。呪文が3文字のアルファベットになっておっての。これらのネーミングがすぐに理解されるようによく練られておる。最近やってないのに超基本魔術6種の名前をすぐに言えるんじゃから。ほんとに、著者のスティーブ・ジャクソンは抜け目ないやつじゃ。
 ちなみに、館長がこのシリーズを読んだのは小学生の頃。あのころ、ローマ数字がわからず、「七匹の大蛇」で大苦戦したのを鮮明に記憶しておるそうじゃ。館長もあまちゃんよのう。ふおっふぉっふぉっ。え? 意味がわからんて? そのときはこのシリーズを買って読みなされ。

1997.6.26


 二人用ゲームブックってごそんじかな? 知らない人のために説明すると、二つのゲームブックに同じストーリー展開の話が入っていて、二人で同時にプレイして解いていくものじゃ。FFの「王子の対決」などがこれに当たるぞよ。ただ、これは人が二人いないと全然面白くないシロモノなのであんまり普及しなかったのう。惜しいものじゃ。
 ’85年頃、ゲームブック乱立時代のとき、あのソフトバンクもゲームブックを出しておったんじゃが、その中の一つにアメリカから来た面白い形の二人用ゲームブックがあったんじゃ。タイトルは忘れてしまったが、主人公は飛行機のパイロットだったはずじゃ。そして、二人がそれぞれ敵同士の戦闘機に乗り込んでドッグファイトを演じるんじゃ。つまり、選択肢は旋回方向や攻撃サインとなっておる。さすがアメリカじゃ。そんじょそこらのオリジナリティじゃないわい。こういったのが日本オリジナルで出てきてほしかったんじゃが・・・聞かないのう。
 ゲームブックはほんとは一人用に作られたんじゃから、二人用はちょっと無理があるのも否めないわい。でも、可能性は十分にあるので、そろそろ従来の殻を破ったやつが現れても遅くはないとは思うんじゃが。

1997.6.26


 いくらゲームブックのことなら何でもござれのババァでもいくつかはクリアできなかったゲームブックもあるぞよ。今回はこのうちの一つ、「暗黒教団の陰謀」についてお話しよう。
 これを説けなかったのは、あまりにも難しかったことと、あまりにも怖かったこと。これは、ラヴクラフトのクトゥルフ神話ものをモチーフにしているので、恐怖心が500倍くらいに膨れ上がるんじゃ。わしも、これをやっていて3日間は夜中にトイレへ行くのが怖かったぞい。ああ、あの時のことを思い出すのもいやじゃ。ブルブル。はっ! この姿を館長に見せたらやばい!
 しかも、これを解くのは運次第のところもあった(というか、運しかなかった)からの。これには「ギャンブル」というルールがあっての。サイコロを振って偶数か奇数かで話が変わるんじゃ。よくある運試しと違って、話は行ってみないとわからない。まったくもって運次第なんじゃ。こんなの今のコンピュータゲームにあったらプレイヤーから非難コウゴウまちがいなしじゃけどな。
 この難度ナンバーワンのゲームブック、コレクターズアイテムとしてはいいのじゃが、実際にプレイすると・・・保証は持たんぞよ。

1997.6.26


次号予告・ババァvs四太夫、仁義なき勝負!