Gamebook a Go! Go! バックナンバー8号


創元へのはかなき思い


 えー皆さん、「ゲームブック掲示板」へお越しの方ならばごそんじかと思いますが、このたび東京創元社のページができあがったということなのでさっそく伺ってメールをしたためました。ゲームブックのまつわる話や「パンタクル3」、「機竜魔の紋章」について伺いました。数時間後、以下のメールが送られました。


小社は1985年、アドベンチャーゲームブックのシリーズをスター
トさせ、その後約50点を刊行してまいりました。
当初は、テレビゲームやパソコンゲームの流行という追い風を受
け、順調に刊行を続けていたゲームブックでしたが、3年目あたり
から、読者の数が目に見えて減ってきました。
それでも、なんとか刊行を続けようと努力してはおりましたが、商
業出版であるかぎり、赤字の状態で本を出版するわけにはまいりません。
そこで、シリーズを続けることを断念せざるを得なくなったわけです。
というわけで、読者の期待も高かった『パンタクル3』は、書かれな
いままになってしまいました。
また、『機竜魔の紋章』は、一応原稿は仕上がったものの、そのま
までは刊行できない内容(つまり、バグがたくさんあったのです)だ
ったため、手直しをお願いしているうちに、部数の面から刊行を
断念してしまったというわけです。
現在、小社にはゲームブックの在庫はまったくありません。
たまに欲しいとおっしゃる方から問い合わせのお電話を受けるこ
ともありますが、そのご要望にはまったくお応えできない状態です。
さらに、編集部にもゲームブックの担当者はいない状態です。
なんとかブームが再来し、復活できればいいのですが……。

東京創元社 新藤克己
1999.5.5


 ・・・僕がうすうす感じていたことを再確認する結果になってしまいました。現状はわかっているつもりでした。しかし、一縷の望みはあるのではないのかと考えていましたが、このメールでそれもはかない夢に終わりそうな感じがしました。メールを書かれた新藤さんはゲームブックの復活をかけて様様な方法を探っておられますが、現実問題としては非常に難しいところです。しかも利権の問題が複雑になっており、素人の私では手がつけられないような状況です。現在私にできることは今のところ静観しかないといったとこが現状です。

ただ、新藤さんのほうでも八方手を尽くしたわけではなく、まだまだ新しい方向に取り組んでいる最中です。私は暖かく見守ってゲームブックの新たなる復活を望みたいと思います。

かなり短い内容になってしまいましたが、これで失礼いたします。


次号予告・ついにアレを入手!