| ☆イギリスの夏
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3月水がぬるみ始めると、日本では春、新緑、梅雨・・そして夏到来で
すが、同じように四季がありながらイギリスは、住んでみると少し様子が
違うようです。長い長い冬が終わると待ちわびた春です。しかし、花々が
咲き始めて、公園に小さな動物達が帰ってきても気温は遅々として上がり
ません。ただ、目に見えて日照時間だけは長くなっていきます。
街を行く人からコートが消えるのは5月の声を聞く頃・・。そして気がつ
くと半袖に変わっています。渡英して始めて冬を越した私は、まだ長袖に
カーディガンなのに、街中もう半袖です。梅雨のないイギリスでは、6月
は一番良い季節。お昼やすみともなれば、皆こぞって太陽の光を求めて、
屋外へと出て行きます。私など、まだ寒いと思えるような気温の中、でき
る限り光を浴び様と、公園でシャツを脱ぎ上半身を晒している人までいま
す。そして7月。短い夏の始まりです。夏至のころには、夜10時位まで
太陽の光が残っているくらいですから、終業時間のころはまだ、日は高く
誰もが浮き足立っています。屋外でのクラッシックや、オペラのコンサー
トもいたる所でありますし、パプも屋外はいっぱいです。太陽の光がある
のに、屋内にいるなんて・・・!というわけです。こうして、イギリス人
達は老いも若きもひたすら太陽の光を浴び様と懸命になる季節。それが、
イギリスの夏です。昼間の気温は30度くらいになる日でも、日が傾き始
めると温度が下がり、湿気の少ない気候のせいで、一般家庭にはほとんど
エアコンはありませんし、電車やバスももちろんエアコンはついていませ
ん。そして、8月も半ばになると、そろそろジャケットが手放せなくなり
短い夏は駆け足で去っていきます。
暑い夏にはできれば、日陰で、またはエアコンの効いた屋内でと考えてし
まう私達とはずいぶん違うようです。
余談ですが、短い夏が終わる頃にはキラキラ輝く金髪だった人に、しばら
く会う機会がなくて、冬に再開した時、なにか雰囲気が違うなぁと、思っ
たら、ブロンドがほとんどシルバーブロンドになっていらして、びっくり
した事があります。太陽の光の量で髪の色が変わるのだそうですが・・、
ちょっと信じられないお話でした・・。
2000/06/01
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