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英国の夏は透明です。やわらかな日差しと夕暮れがとても美しい夏でした。

イギリス編 ”夏”

 
サマータイム イギリスの夏 Holiday

 


 

 

サマータイム 

    日本でも言葉だけはおなじみになっている、サマータイム。イギリスで
   はBST(英国夏時間)と呼ばれ、毎年3月の最終の日曜から10月の最終の
   日曜日までの期間、標準時より時計を1時間すすめることで、長くなった
   日差しを有効に活用しようと言うものです。
   慣れてしまえば、どうと言うことのない習慣ですが、時間のずれる初めの
   日だけは注意が必要です。仕事等に影響がないよう日曜を選んであるので
   しょうが、それでも待ち合わせの時間に間に合わなかったり、コンサート
   や映画の開演時間に遅れたりしたものです。
   3月のサマータイムが始まるころには、日差しの長さはかなりのもので、
   夕方7時くらいまでは十分明るいので、1時間ずれたところで特に問題は
   ないのですが、当初はいつもより1時間早起きすることになるため、2、
   3日は眠かったものです。
    こんな場合、日本だったら、各所に置かれた時計はすべて夜の内に1
   時間進められていて、個人は自分の時計にだけ注意していればいいもので
   すが、イギリスではちょっと様子がちがいます。もちろん、ちゃんと時間
   の変わっている時計もあるのですが、半分くらいは前のままになっていま
   す。もともと、街を歩けばどこにでも時計が見つかる日本とは違い、町中
   でそれほどたくさんの時計があるわけではないのですが、駅構内等の時計
   も時間が変わっていないこともありました。また、あの有名なビックベン
   でさえ、サマータイムが始まってしばらく時間が変わっていなかったこと
   もありました。
   お国柄でしょうが、人々はそれを気にすることもなく、通りすぎでいきま
   す。慣れない外国人(日本人だけかもしれませんが)だけが、自分の時計
   と様々な時間を示す時計の間で、居心地の悪い思いをするようです。   

 2000/03/16

 
 

 

 

 

 

 

イギリスの夏  

     3月水がぬるみ始めると、日本では春、新緑、梅雨・・そして夏到来で
   すが、同じように四季がありながらイギリスは、住んでみると少し様子が
   違うようです。長い長い冬が終わると待ちわびた春です。しかし、花々が
   咲き始めて、公園に小さな動物達が帰ってきても気温は遅々として上がり
   ません。ただ、目に見えて日照時間だけは長くなっていきます。
   街を行く人からコートが消えるのは5月の声を聞く頃・・。そして気がつ
   くと半袖に変わっています。渡英して始めて冬を越した私は、まだ長袖に
   カーディガンなのに、街中もう半袖です。梅雨のないイギリスでは、6月
   は一番良い季節。お昼やすみともなれば、皆こぞって太陽の光を求めて、
   屋外へと出て行きます。私など、まだ寒いと思えるような気温の中、でき
   る限り光を浴び様と、公園でシャツを脱ぎ上半身を晒している人までいま
   す。そして7月。短い夏の始まりです。夏至のころには、夜10時位まで
   太陽の光が残っているくらいですから、終業時間のころはまだ、日は高く
   誰もが浮き足立っています。屋外でのクラッシックや、オペラのコンサー
   トもいたる所でありますし、パプも屋外はいっぱいです。太陽の光がある
   のに、屋内にいるなんて・・・!というわけです。こうして、イギリス人
   達は老いも若きもひたすら太陽の光を浴び様と懸命になる季節。それが、
   イギリスの夏です。昼間の気温は30度くらいになる日でも、日が傾き始
   めると温度が下がり、湿気の少ない気候のせいで、一般家庭にはほとんど
   エアコンはありませんし、電車やバスももちろんエアコンはついていませ
   ん。そして、8月も半ばになると、そろそろジャケットが手放せなくなり
   短い夏は駆け足で去っていきます。
   暑い夏にはできれば、日陰で、またはエアコンの効いた屋内でと考えてし
   まう私達とはずいぶん違うようです。
   余談ですが、短い夏が終わる頃にはキラキラ輝く金髪だった人に、しばら
   く会う機会がなくて、冬に再開した時、なにか雰囲気が違うなぁと、思っ
   たら、ブロンドがほとんどシルバーブロンドになっていらして、びっくり
   した事があります。太陽の光の量で髪の色が変わるのだそうですが・・、
   ちょっと信じられないお話でした・・。
   

2000/06/01 

 
 

 

 

 

 

 

Holiday  

     日本でも最近は長期間のお休みを取れる制度が普及してきたようですが
   イギリスでは、有給休暇が沢山残っていると、人事からお叱りを受けます
   と、いう事情があってかどうか、私が働いていた日系の企業でも、日本か
   らの転勤族も含めて、毎年20日あまりの休暇はほとんどその年の内に消
   化できていたようです。中でも、夏のこの時期にHolidayをとる
   人が最も多く、7月8月は事務所の中は人口が少なくなります。
   長い人で2週間以上、短くても土日を含めて9日間くらいの休暇が普通で
   す。お出かけ先は最も多いのがリゾート、スペインやエジプト、モロッコ
   イスラエル、果てはマイアミ、インドネシア、とにかく、太陽を求めて、
   出かけて行くようです。日本の休暇と違って滞在型で、ひたすら、太陽の
   下でお昼寝をしたり、本を読んだり、日光浴をしたりして過ごすようです。
   観光旅行ではない、ゆっくりとした時を家族や親しい人と楽しむのがその
   目的のようです。その昔、大英帝国として世界を制覇したなごりでしょう
   か、外国へ出かける(よその国へお邪魔する)という感覚ではなく、さも
   気軽に全く自分達のペースのまま、旅先で過ごす姿は私にはとても、不思
   議に思えたものでした。
    余談ですが、たとえば、日本からエジプトやインドなどへ出かける際に
   コレラとか、マラリアの予防注射などを薦められることがあるのですが、
   イギリスから、エジプトへ行った時、やはり予防注射を薦められたので、
   確認のために、予防注射などの必要な国の一覧とその内容の書いてある
   書類に目を通していたら、なんと、日本への渡航の際も予防注射の覧に
   ”Recommend”(した方がいいよ)と記載されていました。
   もう、6・7年前のことですから、今は変わっているかもしれませんが、
   日本を呼ぶとき”Far East”(東の果て)と呼ぶように、まだま
   だ、私達の国は世界に認知されていないのかもしれません・・・。

2000/06/22 

 
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sapace

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